2007年7月25日水曜日

LPガスを共同配送 エア・ウォーター・エネルギー 道内初 旭川地区で来月から

 燃料販売道内大手のエア・ウォーター・エネルギー(AWEN、札幌)は八月一日から旭川地区で、旭川地崎商事(旭川)と液化石油(LP)ガスの共同配送を始める。ガス容器(ボンベ)を共有した上で配送システムも統合する。道内での本格的な共同配送は初めて。来夏にはさらに一社が加わり、札幌、函館など道内各地に共同配送を広げたい考えだ。
 AWENと旭川地崎商事、来夏に合流する北海道エナジティック(札幌)の三社の均等出資で共同配送会社「旭川エナジック」(旭川)をすでに設立。まずAWENと旭川地崎商事が共同で計二万五千件の顧客に対し、AWENの充填(じゅうてん)工場(旭川市永山町六)でボンベにLPガスを詰めてトラックで配送する。
 これまで両社で重複していたルートを簡素化できるため配送車両数を約二割減らせるなど、コスト削減につながる。北海道エナジティック(旭川地区の顧客数六千件)と旭川地崎商事は、それぞれの充填工場を廃止。三社固有の社名やブランド名を記したガスボンベを塗装し直し、表記を「旭川エナジック」に統一する。
 LPガス業界では近年、一般に普及している五○キロボンベの十-二十倍のガスを貯蔵できる「バルク」と呼ばれる容器が飲食店やマンション向けなどに広がりつつある。これに伴い、五○キロボンベへの充填量は減少傾向にあり充填・配送効率が悪化し、コスト増を招いている。
 製造と販売が一体化している電力や都市ガスと異なり、LPガスは元売り・卸売り・小売りなど流通経路が多段階に分かれた高コスト構造にある。LPガス輸入価格の高騰に加え、この構造が小売価格を押し上げており、流通効率化によるコスト競争力向上が課題となっている。

(北海道新聞より引用)

2007年7月17日火曜日

ラベンダー、眺望に彩り 札幌・幌見峠

 札幌市中央区盤渓の幌見峠頂上にある観光農園「夢工房さとう」で、ラベンダーが紫に色づき、家族連れらの目を楽しませている。
 十九年前にオーナーの佐藤涼治さん(56)が百二十株を植えたのが始まりで、現在では約四千平方メートルの広さにおよそ五千株が植えられている。
 ラベンダー園は十日にオープン。「今年は雪解けが一週間ほど遅く心配したが、昨年と同じく二十日前後には見ごろを迎えます」と佐藤さん。農園を訪れた市民らは「紫の鮮やかさが街の風景となじんで奇麗」と感激している。
 開園は八月五日までで、時間は午前九時から午後五時。無休。見学は無料だが駐車料金として三百円がかかる。
 問い合わせは佐藤さん(電)011・622・5167へ。

(北海道新聞より引用)