2007年9月30日日曜日

ひき逃げで中学生姉妹死傷 陸橋から飛び降りる?

29日午前0時5分ごろ、大阪府四条畷市清瀧の国道163号で、路上に倒れていた市内の中学生の姉妹がトラック2、3台にはねられた。  姉妹は病院に運ばれたが、中学3年の姉(15)は間もなく死亡。中学1年の妹(13)も重傷だが意識はあるという。  トラックはいずれも逃走し、四条畷署はひき逃げ事件として捜査している。  調べなどによると、姉妹ははねられる直前に高さ約13メートルの陸橋から国道に飛び降りたとみられる。陸橋には、姉の手提げバッグが残されていた。  姉妹は28日午後10時ごろ、2人でけんかして父親にしかられた後、そのまま2人で家を出たという。  国道は片側1車線の直線道路で、清瀧トンネルから大阪方面へ約200メートルの地点。トラックは奈良方面から西に向かって走っていたという。  現場はJR片町線四条畷駅から東約2・5キロの山中で、民家や工場などが点在している。(北海道新聞 引用)

2007年9月29日土曜日

泊原発、発電機故障で道などが調査

【泊】後志管内泊村の北電泊原発1号機で、非常用ディーゼル発電機二機が故障した問題で、道と地元四町村は二十八日午前、現地立ち入り調査に入った。  担当者十一人が参加。金属片などの混入が故障原因とされる「調速装置」や外側の油面計などを検証、ネジやテープの部品交換などの再発防止策を確認した。  また、経済産業省原子力安全・保安院の検査官は二十七日夜、ディーゼル発電機二機の安全対策状況を確認。二十八日午前も続けている。 (北海道新聞 引用)

2007年9月28日金曜日

実弾訓練が終了 米海兵隊 矢臼別演習場

【別海】陸上自衛隊矢臼別演習場(根室管内別海町など三町)で十八日に始まった在沖縄米海兵隊の一五五ミリりゅう弾砲実弾射撃訓練が二十七日、終了した。  同演習場の訓練は二年ぶり九回目。今回から機関銃など小火器が加わり、十八日から期限いっぱいの十日間実施した。  演習場で監視活動している海兵隊移転反対別海町連絡会(森高哲夫代表)によると、約二百人の中隊規模としては過去最多の九百十三発を発射。道や地元自治体が中止を要請した夜間訓練の射撃数は、中隊規模では過去最多の百九十発に達し、一日当たりの射撃数も二十一日に百六十二発と最多となった。海兵隊の撤収予定は米軍が日程を公表していないため不明。 (北海道新聞 引用)

2007年9月26日水曜日

元埼玉県部長ら罪状認める 厚労省補助金詐欺で初公判

厚生労働省の補助金計約590万円をだまし取ったとして、詐欺罪などに問われた元埼玉県保健医療部長中村健二被告(49)=厚労省大臣官房付=と非政府組織(NGO)「レインボーブリッヂ」代表代行小坂博幸被告(54)は25日、東京地裁(村上博信裁判長)の初公判で、いずれも「間違いありません」と起訴事実を認めた。  起訴状によると、2人は2001-02年度に京都府立医科大の教授が厚労省から受けた補助金計3000万円のうち余剰金約207万円を、小坂被告が実質的に経営する会社との取引に使ったことにして、厚労省へ返還せずに詐取。  同様に、01-02年度に国立精神・神経センターの精神保健研究所長が受けた補助金のうち約175万円を、01-04年度に国立成育医療センターの眼科医長が受けた補助金のうち約209万円をそれぞれだまし取るなどしたとされる(北海道新聞 引用)

2007年9月24日月曜日

JR北海道14安打も不本意/社会人野球

<社会人野球日本選手権北海道予選:JR北海道9-2WEEDしらおい>◇22日◇札幌円山◇準決勝 JR北海道がWEEDしらおいを5回裏、6点を挙げ逆転、決勝進出を果たした。先の都市対抗では4強入り、全国の強豪たちと肩を並べた。道内では勝ち方が問われる存在だが、14安打も13残塁の9得点は不本意。若手投手も3人試す予定が、信頼度の高い清野を早めに投入する結果に。高岡茂夫監督(57)は「反省が残る試合。明日は修正して臨みます」と、決勝は快勝を目指す。(日刊スポーツ 北海道版 引用)

2007年9月23日日曜日

来年度から保険料引き上げ 障害者扶養保険、存続へ

親の死亡後、障害者に終身年金を支給する「心身障害者扶養保険」について、財源不足から存廃を検討していた厚生労働省は22日までに、来年4月から保険料(掛け金)を引き上げたうえで制度を存続する方針を固めた。月2万円の年金額は据え置く。  25日に開く有識者の検討委員会で正式決定する見通し。  この保険は、道府県(東京都は既に制度廃止)と政令指定都市が条例に基づき運営している任意加入の共済制度。保護者が生存中に保険料を支払うと、死亡した場合などに加入1口当たり月2万円の年金が障害者に支給される。加入は2口まで可能。  福祉の観点から安い保険料で年金を給付していることに加え、障害者の平均寿命の延びや運用利回りの低下で財源不足が深刻化。厚労省は廃止も検討したが、障害者の生活の安定に依然必要と判断した。(北海道新聞 引用)

2007年9月22日土曜日

高級老人ホームはゼクスに コムスン譲渡627億円超

グッドウィル・グループは21日、子会社の訪問介護最大手コムスンが高級有料老人ホーム「バーリントンハウス」などを不動産業のゼクスに売却すると発表した。譲渡額は最低360億円で今後1カ月以内に正式決定する。  これによりコムスンの全介護事業の譲渡先が決まり、総額は約627億円超となる。コムスンは当面、不正請求のあった介護報酬の返還などを行うが、事務手続き終了後は清算する見通し。  グッドウィルによると、都内2カ所で営業するバーリントンハウスは入居金が最高3億円。利用者数は73人。都内で4施設を展開する「コムスンガーデン」は入居金が平均約1800万円で入居者数は266人。  引受先のゼクスは東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、兵庫の6都県で高級有料老人ホームの「ボンセジュール」などを展開している。(北海道新聞 引用)

2007年9月21日金曜日

小火器は初めて? 米海兵隊、矢臼別の訓練公開

【別海】陸上自衛隊矢臼別演習場(根室管内別海町など三町)で一五五ミリりゅう弾砲などの実弾射撃訓練をしている在沖縄米海兵隊が二十日、自治体や報道陣に訓練を公開したが、今年から日本側が容認した小火器の使用について米側が報道陣に「初めてではない」と答える一幕があった。  広報担当のチャック・アールブレッチ軍曹は、小火器訓練は初めてかと問われ「初めてではない。小火器の使用は日米の交渉で許可されている」と答えた。いつからかと質されると「詳しい情報は分からない」とした。  矢臼別のりゅう弾砲の訓練は、沖縄の負担軽減のため一九九七年に開始。小火器訓練は米側の要求で、今回が初めてとされていた。防衛省北海道防衛局は公開終了後、米側に確認し「実弾射撃は初めてだが、警備などで以前から持ってきている」と回答を得たという。(北海道新聞 引用)

2007年9月19日水曜日

凶器のおの、量販店で購入 警官の父殺害の二女

京都府警南署の巡査部長(45)が同府京田辺市の自宅で殺害された事件で、田辺署が殺人容疑で逮捕した二女(16)が調べに「おのはホームセンターで事前に購入した」と話していることが18日、分かった。  田辺署は計画的な犯行とみて、二女の最近の様子や父親との関係などについて妻(41)や長女(19)から事情を聴き、動機の解明を進める。  二女はこれまでの調べには「お父さんが嫌いだった」と供述しているという。  調べでは、二女は18日未明、2階の寝室で巡査部長の首の右側を刃渡り約11センチのおので切りつけて殺害した疑い。上半身に返り血を浴び、「顔は洗った」と話しているという。  田辺署は同日午後、死因を特定するため遺体を司法解剖した。 (北海道新聞 引用)

2007年9月18日火曜日

京大「総長カレー」が人気

京都大学の尾池和夫学長(総長)が中心となって考案した「総長カレー」がレトルト商品(二百三十グラム、六百三十円)となり、販売されている。  「学長を身近に感じられるメニューを」という学生の声で、学内レストランが二年前、学長の好物のカレーを商品化。月に六千五百食を売る人気商品となり、レトルト化が決まった。  大きめの牛肉が入り、九種類の香辛料で仕上げたルーは少し辛め。ネット通販でも購入でき、関係者は「全国の京大志望者に食べてほしい」と話している。 (北海道新聞 引用)

2007年9月17日月曜日

要注意外来生物のミドリガメ 洞爺湖畔で初確認

【洞爺湖】「要注意外来生物」に指定されている北アメリカ原産のミシシッピアカミミガメ(通称・ミドリガメ)一匹が、支笏洞爺国立公園内にあり、来年七月に北海道洞爺湖サミットが開かれる胆振管内洞爺湖町の洞爺湖畔で初めて発見された。  環境省道地方環境事務所の洞爺湖自然保護官事務所の職員が十三日、同町洞爺町の砂浜で捕獲した。体長二四センチの成体で、性別は不明。  同事務所によると、ミシシッピアカミミガメは三五センチ以上に成長し、どう猛。湖の貝類などを脅かす可能性がある。「要注意外来生物」は、外来生物法により飼育や持ち運びに同省の許可が必要な「特定外来生物」に次いで、「利用に注意が必要」とされている。洞爺湖では「特定外来生物」のウチダザリガニが繁殖、同省などが駆除に乗り出している。  ミシシッピアカミミガメはペットとして広く飼われ、道内では札幌近郊の河川などで発見が相次いでいる。同事務所は「カメを飼いきれず湖畔に放したのではないか。飼い主は責任を持って飼育してほしい」と呼びかけている。 (北海道新聞 引用)

2007年9月15日土曜日

滞納情報流出164件 胆振支庁、悪用なし

【室蘭】胆振支庁納税課に勤務していた男性職員の私物パソコンから道税の滞納者情報がインターネット上に流出した問題で、胆振支庁は十四日、流出件数はこれまでの判明分も含め個人百十七件、法人四十七件の計百六十四件に上ったと発表した。現時点で情報が悪用されたとの報告はないという。  支庁によると、新たに流出が確認されたのは二○○○-○二年度の「滞納者一覧表」などで、個人・法人の名前、滞納額、自動車税など税目に加え、住所も記されていた。  支庁は十二日までに個人十二件、法人三件の情報流出を確認。さらに調べたところ、最終的に、職員が私物パソコンに保存していた滞納情報すべての流出が確認された。(北海道新聞 引用)

2007年9月14日金曜日

ビザなし交流ロシア訪問団 洞爺湖町を視察

【洞爺湖】北方領土ビザなし交流で来道している、ロシア側の長期少人数訪問団が十三日、来年七月に北海道洞爺湖サミットが開かれる胆振管内洞爺湖町を訪れた。  一行は北方四島交流道推進委員会の招きで、択捉、国後両島とサハリン本島から参加した行政関係者ら九人。十二-二十一日の日程で道内を視察している。  一行を迎えた長崎良夫洞爺湖町長は町役場で、二十-三十年の周期で噴火を繰り返す有珠山を紹介。  火山や洞爺湖などの変化に富んだ自然環境が評価され、来年のサミット開催地に選ばれたと説明した。  訪問団長のイーゴリ・コーワリ南クリール地区長兼議長は「大変興味深い地域。温かい歓迎に感謝している」と、述べた。 (北海道新聞 引用)

2007年9月13日木曜日

美唄 市立と労災、2病院の統合白紙 医師確保できず

【美唄】来年四月の統合を目指していた市立美唄病院(二百九床)と美唄労災病院(三百床)について、美唄市の桜井道夫市長は十二日、市議会の特別委で「(統合病院の健全経営に)必要な数の医師が見つけられず、統合は断念せざるを得ない」と計画を白紙に戻す考えを示した。  統合は二十億円以上の累積債務を抱える市立病院の立て直しが主な狙いで、市が労災病院の施設を買い取り、新病院として運営することなどで六月に合意していた。  市によると、新病院に必要な医師数は常勤、非常勤合わせて四十一人で、計画では両病院の医師がそのまま移行すれば統合が可能としていた。しかし、労災病院の医師を中心に十人以上が開業などを理由に新病院へ移行しない考えを示し、道内大学や労災病院を経営する独立行政法人・労働者健康福祉機構(川崎市)からの医師派遣の見通しも立たないことから、絶望的な状況となった。  白紙化により市立病院は新たな経営改善策を求められる。美唄労災病院は二○○四年に厚生労働省が発表した計画通り、岩見沢労災病院と統合され、本院か分院として存続することになるとみられる。(北海道新聞 引用)

2007年9月12日水曜日

白糠の草ばん馬、48年の歴史に幕 出場の農耕馬ゼロに

【白糠】伝統ある草ばん馬(草競馬)の一つとして知られる釧路管内白糠町の草ばん馬大会が、四十八年の歴史に幕を下ろすことになった。棚野孝夫町長が十一日の定例町議会で明らかにした。  草ばん馬は、農耕馬にそりを引かせるもので、馬産地の道東などで盛んに行われてきた。白糠町でも、一九五八年ごろから町内の広場で競技大会が開かれてきた。  しかし大型農機具への転換が進み農耕馬が減少。数年前から町内の農耕馬の出場が数頭に減り、昨年はとうとうゼロとなった。  このため同町ばん馬競技大会実行委は八月下旬、大会の継続が難しいと判断、十月八日に予定されていた四十九回大会を中止することにし、事実上の廃止を決めた。  釧根輓曳(ばんえい)連合協議会(釧路)によると、今も草ばん馬の伝統が残る釧路、根室、十勝地方では、白糠町を除くと根室市など計九カ所で大会が続く。馬インフルエンザの影響で今年の開催を見送った例はあるが、廃止には至っていない。  草ばん馬に長年携わってきた同町和天別の酪農業芳沢改治さん(51)は「皆が楽しみにしていた秋の風物詩。やむを得ないのだろうが、やはり寂しい」と話している。(北海道新聞 引用)

2007年9月11日火曜日

ミート社問題で加ト吉行政指導 農水省

冷凍食品大手の加ト吉(香川県観音寺市)は十日、食肉加工製造卸会社「ミートホープ」(苫小牧、破産手続き中)製の豚肉混入の牛ひき肉を使いながら、コロッケなどの冷凍食品の原材料欄に牛以外の表示をしていなかったとして、農水省から日本農林規格(JAS)法に基づく行政指導を受けたと発表した。  行政指導は七日付で、コロッケなどを製造していた加ト吉の子会社、北海道加ト吉(赤平)も同日付で道から行政指導を受けた。  指導内容は、加ト吉の全冷凍食品の表示の点検や、不適正な表示がされた原因の究明、品質表示に関する社内の責任体制の明確化-などで、改善内容を十月九日までに同省に提出する。  加ト吉は「今後、このような事態を引き起こさないよう、法令などの順守を徹底します」とコメントした。(北海道新聞 引用)

2007年9月10日月曜日

「テロ特国会」召集 高まる緊張 民主強気 首相背水

第百六十八臨時国会が十日、召集された。参院での与野党逆転状態の下、十一月一日に期限が切れるテロ対策特別措置法の延長問題が最大の焦点となる。安倍晋三首相が給油活動延長に「職を賭す」と言明して退路を断ったのに対し、民主党の小沢一郎代表も政治生命を懸けた「政権交代」への戦略上、一歩も引かない構え。会期は十一月十日までの六十二日間で、政権の行方が絡む緊迫した攻防が展開される。  安倍首相は十日午前、国会内の自民党両院議員総会で「国際社会から評価され期待されている活動を止めるわけにはいかない」と述べ、「対外公約」とした給油活動継続にあらためて決意を示した。自民党の大島理森国対委員長も同日「首相の重い決意だ」と全力で支える考えを強調した。  政府与党は活動継続に関し、テロ特措法に代わる新法提出を検討しており、民主党の理解が得られない場合には、与党が三分の二を占める衆院での再議決で成立させることも視野に入れる。ただ、継続に対し国民の理解が得られない場合、再議決に踏み切るか、難しい判断に迫られそうだ。  また、首相が自ら退陣の可能性に言及したことで、今後、国会運営が立ち行かない事態に陥れば、内閣総辞職を念頭に自民党内で退陣論が巻き起こり、「ポスト安倍」の動きが一気に活発化することも想定される。  これに対し、民主党の輿石東参院議員会長は十日午前、国会内の参院議員総会で「テロ特措法をつぶしたのは、民主党ということにしたい戦術」と対決姿勢を貫く構えを鮮明にした。  小沢氏は同日午前、国会内で輿石氏や菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長らと協議。「自民党は揺さぶりを掛けてくるが、ぶれずに対応しよう」との方針で一致した。(北海道新聞 引用)

2007年9月9日日曜日

男子はジュリアス・ギタヒが初優勝、女子は加納由理 2007北海道マラソン

札幌の街を国内外のランナーが駆け抜ける2007北海道マラソン(道、道陸協、北海道新聞社などでつくる組織委員会主催)は9日開催され、男子はジュリアス・ギタヒ(29)=日清食品=がフルマラソン初挑戦で初優勝した。女子は加納由理(28)=セカンドウィンドAC=がフルマラソン2度目で初優勝した。  注目の弘山晴美(39)=資生堂=は3位だった。  同マラソンは21回目の今年、過去最高の約5200人がエントリー。午後0時10分、真駒内公園をスタート。札幌市内をめぐり、札幌駅前通りを経てゴールの中島公園まで42・195キロで熱いレースを繰り広げた。(北海道新聞 引用)

2007年9月8日土曜日

北海道新幹線、福島漁港からレール搬入 運行用 来月にも開始

【福島】北海道新幹線の建設主体、鉄道建設・運輸施設整備支援機構(横浜)は七日までに、二○一五年度までの開業が予定されている道新幹線の運行用レールの搬入を、渡島管内福島町の福島漁港を使って十月にも始めることを決めた。  搬入される運行用レールは一本当たり長さ二十五メートル、重さ一・五トンで計九百本。福岡県北九州市の製鉄所で造られたレールを千五百トン級の貨物船で同漁港まで運び、一日二十六本ずつ計三十五日間かけ、トレーラーで同管内知内町にあるJR知内駅付近の軌道基地まで陸上輸送する。  同機構は来年度以降も、同漁港からレールを搬入する。運行用レールの敷設は来春から本格化するが、同漁港から搬入したレールは、青函トンネルを含む在来線との約八十二キロの共用区間のうち、道内側の約四十キロ区間に敷設する。  同機構は昨年九月、試験用レール二百四十本を函館港から軌道基地まで陸上輸送した。運行用レールの搬入では同基地から最も近く、輸送費も安く抑えることができる同漁港を使うことにした。村田駿・福島町長は「レール搬入を福島漁港の利用促進のきっかけにしたい」と歓迎している。 (北海道新聞 引用)

2007年9月7日金曜日

北見市断水 職員に高額時間外手当 市民から強い批判

【北見】「市役所のミスが招いた災害なのに、納得できない」-。北見市で六、七月に相次いだ大規模断水に伴い、市職員の時間外勤務手当が二カ月間で総額約八千五百万円に上った問題で、市民や市議会から強い批判が上がっている。財政難に悩む北見市は本年度から財政健全化計画を進めており、「百万円以上もの手当を受けた職員には自主返納を求めるべきだ」との声もある。  「命がけの職員もいただろうが、これでは市民の信頼を失ってしまう」。五日に開かれた市議会断水問題調査特別委。与野党の議員からは、専門家による原因技術調査委員会が「断水は人的ミス」と指摘したにもかかわらず、巨額の時間外手当を支給したことに厳しい意見が相次いだ。  北見市職員給与条例は他の道内自治体と同様に、係長以下の一般職員に支払う時間外勤務手当について、通常の勤務時間を超えた分をすべて支払うと規定している。断水時、時間外が最も多い職員で六月は百二十時間、七月は三百九十四時間に達した。三百九十四時間の内訳は、土日・祝日の出勤分(十日間)が計百八十二時間、平日(二十一日分)の残業時間が計二百十二時間で、すべて実働時間だという。  手当最高額は六月分三十六万円、七月は百十二万円。七月に百万円以上支給された職員は三人で、いずれも浄水場の職員だった。渡部真一・北見市総務部次長(職員監)は「規定されている以上、支払う以外の選択はないが、非常時の支給については再考の余地がある」と話す。  阪神大震災の際、仮設住宅担当の職員一人に年間六百四十万円(月約五十万円)の時間外手当を支払い、議論を呼んだ兵庫県宝塚市は「労働基準法上、時間外は支払う必要がある」(担当者)とするものの、「うちでも月の時間外が百万円を超す職員は皆無だった。信じられない」という。  断水時、独居老人宅に飲み水を届けるなどした北見市内の町内会長は「ボランティアで頑張った人も多いのに、職員だけ優遇するのは納得できない」。数日間の休業を強いられた飲食店主は「市職員が焼け太りのように多額の手当を得るのは市民感覚として許せない。賞与の一部を返納する社会保険庁職員のような対応を取るべきだ」と怒る。  酪農学園大の河合博司教授(地方自治)は「働いた分の給与が支給されるのは当然」としながらも、「最終的な責任は職員ではなく市長にある。市長の責任を明確にした上で議論すべきだった」と話している。 (北海道新聞 引用)

2007年9月5日水曜日

新聞紙の一生学ぼうよ 道新釧路印刷工場 一般見学開始 小学生体験

【釧路】八月にしゅん工した道新釧路印刷工場の一般見学が始まり、隣接する日本製紙釧路工場と連携して「新聞紙の一生」をたどる全国初の一貫型見学コースを四日、地元の小学生たちが体験した。  両工場の敷地は専用道で結ばれ、用紙の製造から新聞が印刷されて読者に発送されるまでの工程を約二時間で学べる。  この日は釧路芦野小の三年生百四人が見学。製紙工場で回収した古紙を溶かして再生紙ができる過程を学んだ後、道新釧路印刷工場に移動。見学者ホールから輪転機で新聞が印刷される様子を興味深そうに見入った。参加した平井寛人君は「どうやって新聞ができるのか知らなかった。古紙にごみが混ざっていたのを見て、きちんとリサイクルしようと思った」と話した。  道新釧路印刷工場では九月中に約千五百人の見学予約が入っている。 (北海道新聞 引用)

2007年9月4日火曜日

児童ポルノ6人逮捕 道警が初摘発 DVD販売5000万円超

児童ポルノ画像を収録したDVDを複製し、インターネットで大量販売したとして、札幌中央署は三日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ提供)などの疑いで、住所不定、無職後藤広美(43)ら六容疑者を逮捕した。道警による児童ポルノ製造グループの摘発は初めて。  調べでは、後藤容疑者らはインターネットにホームページを開設して、七月下旬と八月中旬、小学生女児のわいせつ画像が収録されたDVD計五枚を、札幌と江別の男性二人に対して、計七千円で販売するなどした疑い。  同署によると、六人は札幌市中央区、東京、仙台のマンション計四カ所を製造拠点にしてDVDを複製。同署は三日、拠点二カ所からDVD一万一千枚を押収しており、六人が今年だけでDVD数万枚を製造、販売し、五千万円以上を売り上げたとみて調べている。(北海道新聞 引用)

2007年9月3日月曜日

函館暴行 逮捕の2人、被害者と面識なし

【函館】函館市内の公園で同市内の高校三年、佐藤智也君(18)が集団で暴行され死亡した事件で、逮捕された少年七人のうち二人は、事件以前に佐藤君と全く面識がなかったことが二日までの函館西署の調べで分かった。  同署は、普段から佐藤君をいじめていたとみられる中学時代の同級生(17)が主導して暴行を始め、面識のない二人を含めた他の少年が加わり、集団暴行に発展したとみて調べている。また、現場で暴行を傍観していたのは、中学生を含む同市内の少年少女八人だったことも分かった。 (北海道新聞 引用)

2007年9月2日日曜日

ぷちっ、つるん、ぷるるん まりもな味、増えてます

つまようじで刺すと、直径約三・五センチの緑の玉がプチッとはじけるおなじみの銘菓「まりもようかん」。その兄弟分ともいえる新商品が阿寒湖温泉街(釧路市阿寒町)に続々と登場している。  一九五三年から、まりもようかんを製造する同温泉の北海まりも製菓(石川力社長)は今年四月、「まりもプリン」(一個二百十円)を発売した。ようかんより一回り大きい直径五センチほどで、プリンと同じ黄色。直営店「温泉工房あかん」で多い日には百五十個が売れる。  温泉街にある福田豆腐店(福田幸一社長)では「まりもとうふ」(一個四十五円)が人気だ。抹茶入りでほんのり緑がかっている。  「あかん」の店先には直径五センチの「大玉まりもようかん」(一個百五円)も並ぶ。インターネットの「ショップ北海道」(http://13mall.jp)には直径十二センチ、重さ一キロの「親子まりもようかん」(まりもようかんと一個ずつセットで千六百八十円)も出品され、パーティー用などとして好評という。  問い合わせは「あかん」(電)0154・67・2846、福田豆腐店(電)0154・67・2227へ。(北海道新聞 引用)

2007年9月1日土曜日

破損の「ドンケル君」荷馬車 職人大学が復元 小樽

今年六月、車に追突され破損した、小樽ビールの配達用の荷馬車が三十日、修復作業を終えた。農耕馬の「ドンケル君」が荷馬車を引く姿は観光名物ともなっていたが、NPO法人・北海道職人義塾大学校(小樽)が全面協力し、ドイツ製の荷馬車を見事に復元した。  修復は当初、製作したドイツの業者の下で行うことも検討されていたが、輸送費用などが高くつくことから、同大学校側が、材料費の負担のみで請け負った。  市内新光五の本間木工品製作所(本間彰社長)で、仕事の合間を縫い、荷馬車の外枠や車輪付近などの修復を一カ月にわたり行った。  破損は全体におよび、そのまま再利用できたのは、前後四本の車輪と御者の座席、上に積んだ九本のビールだるのみ。「日本の馬車の構造とは異なり、足回りなど細かな部分の作業に時間がかかった」と本間社長。  荷馬車による配達は、十一月ごろまで行われているが、今季は、事故で重傷を負った御者の男性のリハビリなどの関係で休止。再開は来春になるという(北海道新聞 引用)