2007年8月13日月曜日
知床半島先端部、観光目的の上陸禁止 適正化検討委、利用心得まとめる
【斜里】地元関係団体や行政機関、自然保護関係者らで構成する知床国立公園利用適正化検討会議が八日、網走管内斜里町で開かれ、知床の中でも特に原始性の高い自然環境を残す半島先端部地区について登山者らが立ち入る際の留意点や禁止事項を明記した「利用の心得」をまとめた。環境省が原案を示してから二年半近い議論を重ね、ようやく世界遺産を守るための「知床ルール」の一部が形となった。環境省は年内にもパンフレットを作製し、配布する考えだ。 環境省が「先端部地区」としているのは、硫黄山より北東の陸域と、その周囲を中心とする海域で、知床半島のほぼ三分の一を占める。 「心得」に盛り込まれた主な項目は《1》動力船を使った観光目的の上陸は禁止《2》知床岬やルシャ、知床沼周辺など、植生に影響を与える場所での野営禁止《3》痛みやすい湿原など脆弱(ぜいじゃく)な植生地への立ち入り禁止《4》携帯トイレを携行し、排せつ物や紙類を持ち帰る-など。 「心得」に強制力はなく、登山者ら利用者の自主的マナーに負う部分が大きいが、環境省釧路自然環境事務所の北沢克巳所長は会議後「官民一体となってこうしたルールをまとめ、推進していこうという体制ができた意義は大きい」と語った。 二年半の議論では、「原生の自然をそのまま保護するべきだ」という保護論と、「一定の利用を認めて自然保護思想の普及に役立てるべきだ」との部分利用論とのせめぎ合いが繰り返されてきた。(北海道新聞 引用)
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