2007年5月31日木曜日

札幌の老健施設、介護報酬を減額 廊下に入所者寝かす

 札幌市南区の介護老人保健施設「フォーシーズン真駒内」(小松本正志理事長、七十六床)が入所者を廊下に寝かすなどしていた問題で、道は二十三日、同施設が厚生労働省の基準を満たさずに身体拘束器具を使用していたとして介護報酬を減額することを決めた。
 道によると同施設は、認知症の女性一人に対し、ベッドの四方を高さ約三十センチの柵で囲む器具「四点柵」を使用。同器具は、転落で生命に危険が予想される場合に家族の同意書を得て使用できるが、同施設はこの条件を満たしていなかった。
 厚労省は施設での身体拘束廃止を進めており、条件外の使用にはペナルティーとして介護報酬の減額措置をとっている。道は入所者一人あたり一日五十円、施設全体で一カ月約十万円を減額する。期間は三カ月以上になる見込みという。

(北海道新聞より引用)

2007年5月30日水曜日

秀作並ぶ春の院展 札幌で開幕

 日本画の第六十二回春の院展(日本美術院、北海道新聞社主催)が二十二日、札幌市中央区の三越札幌店(南一西三)で始まった。
 約百四十点を展示。同人では、平山郁夫さんが青い月夜に浮かぶモスクを描いた「朧(おぼろ)月夜」を、旭川出身の福井爽人さんは「惜夢」で淡い青で建物と猫を幻想的に表現した。
 道内からの入選は三作で、泉谷文代さん(室蘭)の「春遠く」、高幣佳代さん(札幌)の「積もりゆく」、中野邦昭さん(同)の「雪の日の月」と、いずれも雪を描いている。
 二十七日までの午前十時-午後八時(最終日は午後六時まで)。高校生以上七百円、中学生以下無料。

(北海道新聞より引用)