2007年11月20日火曜日

日本ハム稲葉がジャパン初の猛打賞!

レギュラー当確だ。08年北京五輪を狙う野球日本代表候補の練習試合(対巨人、13-1)が19日、サンマリンスタジアム宮崎で行われ、日本ハム稲葉篤紀外野手(35)が4安打と爆発した。「7番右翼」でフル出場し、チームが19安打を放った中、唯一の猛打賞。3試合連続スタメンのリーグ首位打者が、存在感を大きくアピールした。チームは宮崎合宿を打ち上げ、20日に福岡へ移動。オーストラリアとの壮行試合(22、23日、福岡ヤフードーム)を経て24日に決戦の地、台湾入りする。 意気揚々と引き揚げた。前向きな言葉が稲葉の口をついた。4安打の固め打ちに「(5戦で1安打の)日本シリーズでは最悪だったけど、だいぶ戻ってきましたね。しっかり動けるようになったし、ボールも見えてきた」。宮崎キャンプ最終日を最高の形で終えた。さすが首位打者の貫録だった。 2回に右前打を放つと、4回無死一塁での2打席目はセーフティー気味の三塁側へのバント安打。さらに右前、中前と4打席連続で安打を量産した。マウンドにいるのは巨人の若手投手陣とはいえ「実戦感覚が戻ってきたね」。5打席目は凡退したが、シーズン中も2度しかなかった4安打以上を星野ジャパンの一員として披露した。 出場選手が満遍なく安打を放ったが、唯一の猛打賞だった。プロが全員集合した宮崎合宿で、17日に練習試合がスタートしたが、星野ジャパンの猛打賞第1号となった。塁に出ては3得点もマーク。35歳で初めて日の丸を背負うが、3試合連続のスタメンで走り回った。 宮崎合宿では、複数のポジションを練習する選手が多い中、稲葉は練習から守備を右翼に固定される。故障で巨人高橋由が出場辞退したこともあり、主力の期待は大きい。星野監督は「(阿部)慎之助と稲葉にヒットが出てすっきりした。オーダーはこういうのがいいかな」と、2試合連続だった、この日のスタメンが基本線であることを示唆した。 この日、アジア予選(12月1~3日)が行われる台湾の球場と同じようにナイター照明が暗く設定されていたことについても「やりづらいのはあるけど、慣れないといけないですからね」と本番を見据え前向きにとらえた。20日は、壮行試合が組まれている福岡へ移動する。「星野さんを男にしないとね」と話していた稲葉がさらに仕上げていく。

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