2007年11月2日金曜日

「販路拡大が偽装の原因」 赤福会長が引責辞任

三重県伊勢市の老舗和菓子メーカー「赤福」の浜田益嗣会長(70)は1日、一連の偽装問題の発覚後、初めて伊勢市内で記者会見し「お客さまに心からおわび申し上げます」と謝罪、10月31日付で会長を辞任したことを明らかにした。  浜田氏は「(偽装の)原因は販路を広げすぎたことで、責任は私にある」と述べたが、「偽装を指示したことはない」とした。「実際に掌握していなかった。知ったのは1999年ごろ」と釈明した。  また「今は日本農林規格(JAS)法も厳しくなってきて、時代の変化に遅れた。客不在の傾向になってしまっていた」と話した。  浜田氏は「売り切れが出る『小さな赤福』になって再出発しなくてはいけない」と述べ、販路や販売の縮小もありうることを示唆した。  浜田氏は68年から2005年まで赤福社長を務めた。

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