2008年1月18日金曜日

「カイギュウ」出現 大丸のフロア 太古の札幌の海に 客ら驚嘆

札幌市内のデパートに巨大生物出現-。世界最古のカイギュウ類「サッポロカイギュウ」を紹介する「札幌はむかし海だった!展」(札幌市など主催)が十六日、中央区の大丸札幌店で始まり、買い物客が行き交う一階フロアに、体長七メートルのカイギュウの全身骨格復元模型が展示された。
 サッポロカイギュウは二○○二年に札幌市南区で化石が発見された大型海生哺(ほ)乳類。突然の「出現」に訪れた人々はびっくり。厚別区の会社員小林登美子さん(52)は「こんな大きなものが、札幌で泳いでいたなんて信じられない」と札幌が海の底にあった八百二十万年前の世界に思いをはせていた。
 同店六階では、札幌で見つかったクジラの背骨の化石や、藻岩山がいつできたかなど札幌の歴史を解説するパネルも展示している。
 二十二日までの期間中、毎日午後三時から六階で、市博物館活動センターの学芸員が来場者の質問に答えるワークショップを開催する。

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