2007年8月25日土曜日

道産の逸品全国に届け 道と道銀、来月初の商談会

道は九月十日、北海道銀行と共同で、エゾシカ肉や乳製品など道産の高級食材だけを取り扱う商談会を初めて開催する。「紀ノ国屋」「ディーン&デルーカ」といった高級スーパーや有名百貨店の購買担当者(バイヤー)を札幌に招待する一方、道側も出品する業者を厳選。道産ブランドのけん引役と見込んだ商品を戦略的に全国に売り出そうという試みだ。  道産食材は全国各地の物産展などで人気を集めているが、品質に応じた値段で定番商品として販路を確保できたケースは少なく、量販店などに安く買いたたかれがちだった。  そこで道は「道産食材をブランドとして育てるため、高級店の力を借りよう」(経済部商業経済交流課)と発案。札幌市内のホテルを会場に今回の商談会を企画し、招待する購買担当者を高級スーパーと有名百貨店に絞り込むことにした。“カリスマバイヤー”として知られる阪急百貨店(大阪)の薬師寺雅文氏や、東武百貨店(東京)の内田勝規氏など、全国から百二十人が参加する見通しだ。  一方、バイヤーの期待に応えるため、業者と商品も厳選する。参加できるのは道が委嘱した有名シェフやソムリエら「食のサポーター」が選んだ食材を製造する十社と、道銀が推奨する四十五社だけ。商品も空知管内幌加内町のそば、江別産小麦のラーメンやパスタ、エゾシカの加工品、根室管内別海町の乳製品など道内の逸品をそろえた。  道は「生産者側と販売者側が一堂に集まることで、開発意欲や技術の向上、商品の磨き上げにつながるのでは」と期待している。 (北海道新聞 引用)

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