2007年10月2日火曜日

夕張消防フレッシュ6人 補充採用辞令交付 現役女子大生も

【夕張】財政破たんの影響で消防職員の退職が相次ぎ、消防・救急態勢の維持が危ぶまれていた夕張市消防本部で一日、補充採用した六人の辞令交付式が行われた。  今回の採用は一次試験受験者が八十五人で、採用倍率は約十四倍。合格した六人は、江別市出身で北海学園大法学部四年の多田沙弥子さん(21)ら二十一歳から三十九歳までの男性五人女性一人。このうち経験者三人を除く三人は、二日から江別市の消防学校に半年間入校するため、勤務は来年度からとなる。  同市では、財政破たんで消防職員の年収が最大45%カットされ、一年前四十九人いた職員が九月末までに三十二人に減り勤務状況も悪化している。それでも、交付式後の自己紹介で六人は「夕張のため力になりたい」などと抱負を語った。  百五年の歴史がある夕張消防で初の女性隊員となる多田さんは、大学に籍を置いたまま消防学校に通うが、「消防士になるのが子どものころからの夢。状況が厳しいからこそ、地域密着でがんばりたい」と話した。 (北海道新聞 引用)

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