2007年10月5日金曜日

札幌ゆうばり会解散 今月末、高齢化・会員減で

札幌市と近郊の夕張出身者でつくる「札幌ゆうばり会」(橘内哲也会長)が、事務局の高齢化や会員減少などで解散することになり、二十七日に札幌市内で最後の定期総会を開く。同会は「財政再建団体になった故郷を応援し続けたいが、やむを得ない」としている。  同会は札幌在住の炭鉱離職者らを中心に、一九八八年に発足した。会員登録はなく、総会のたびに出席を呼びかける方式で、当初は約三千人に案内状を出していた。夕張市の財政破たんに伴い、五月に北海道日本ハムファイターズの協力を得てチャリティーオークションを開くなど、「夕張応援団」の役割を果たした。  ただ現在、案内状の送付先は五百人足らずに減少、幹部も七十代を超えて活動の負担が大きく、二十年目の節目を機に解散方針を決めた。事務局を担う都築一意幹事長は「活動を引き継いでくれる若い世代がいればありがたいのだが」と話す。最後の定期総会は二十七日午後三時から、ホテルノースシティ(札幌市中央区南九西一)で開催。会場では夕張在住の写真家石田司さんの作品展なども行う。会費六千円で、十五日まで参加を受け付け中。問い合わせは同会事務局(電)011・825・2153へ。(北海道新聞 引用)

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