2007年12月7日金曜日

院長に無罪判決 留辺蘂の診療報酬詐取 札幌地裁

診療報酬の架空請求で約九百二十万円をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われた北見市留辺蘂町旭一区、「小助川クリニック」院長小助川治被告(46)の判決公判が六日、札幌地裁で開かれ、井口実裁判官は無罪(求刑・懲役四年)を言い渡した。  小助川被告は、二○○五年二月から七月にかけて、札幌の医療事務会社社長(詐欺などの罪で一審有罪確定)と同クリニック事務員(同)に指示し、実際には行っていない虚偽の診察内容を記した診療報酬明細書を作成させ、北海道国民健康保険団体連合会などから、約九百二十万円をだまし取ったとして起訴された。  公判で小助川被告は、診療報酬の水増し請求があった事実は認めたが、「不正に関与していない」として無罪を主張していた。弁護人の高橋智弁護士は「客観的な証拠はなく、水増しを実行した医療事務会社社長の供述で罪をかぶせられた、典型的な冤罪(えんざい)事件」と話している。 (北海道新聞 引用)

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