2007年12月24日月曜日

白樺学園がアベックV/高校スケート

<全道高校スケート:スピードスケート>◇最終日◇23日◇苫小牧・ハイランドスポーツセンター屋外リンク◇男女計4種目
 白樺学園が学校対抗で男女アベック優勝を果たした。95年から11年連続、男女両部門を制してきたが、昨年は女子が6位に終わった。今年は2位に12点差をつけ王座を奪回。女子の3冠王となった藤村あゆみ(3年)は「絶対に取り返したかった」と笑顔を見せた。
 一昨年他界した坂井俊行前監督(享年62)の指導を受けた選手はもういない。それでも伝統を守り抜いた。同部OBの遠藤倫哉監督(28)は「当時僕は落ちこぼれで、先生からほとんど声を掛けられなかった。だから今はなるべく全員に声を掛けている」と和を深めながら、新たな歴史を築いていっている。
 表彰式では女子選手を「高い、高い」をするように抱え上げた。遠藤監督は触れ合いに努めている。「今のチームのムードは明るい」と坂井洸太主将(3年)は話す。厳しさの中に和やかさも併せ持った白樺学園が、来年1月のインターハイ(山梨)でも男女アベック優勝を目指す。

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