2007年12月19日水曜日

株式併合を可決 タスコが臨時総会

外食チェーンのタスコシステム(札幌)は十八日、臨時株主総会を札幌市内のホテルで開き、債務超過による上場廃止を避けるための大幅増資や株式併合など議案六件を可決した。  総会では、国内投資ファンドを引受先とする第三者割当増資の実施や海外投資会社などに新株予約権を割り当てて三十九億円を資金調達するとともに、株式数急増による管理費用軽減のため十株を一株にまとめる株式併合などが了承された。株式併合で保有株が十株未満の約三万七千人が株主の地位を失う恐れがあることから、山本健一郎社長は「上場維持のためで誠に申し訳ない」と陳謝した。  タスコは二○○七年六月中間決算で十九億五千万円の債務超過。○七年十二月期に二期連続で債務超過になると、ジャスダック証券取引所の上場廃止基準に触れるため、財務健全化が急務になっている。

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