2007年9月8日土曜日

北海道新幹線、福島漁港からレール搬入 運行用 来月にも開始

【福島】北海道新幹線の建設主体、鉄道建設・運輸施設整備支援機構(横浜)は七日までに、二○一五年度までの開業が予定されている道新幹線の運行用レールの搬入を、渡島管内福島町の福島漁港を使って十月にも始めることを決めた。  搬入される運行用レールは一本当たり長さ二十五メートル、重さ一・五トンで計九百本。福岡県北九州市の製鉄所で造られたレールを千五百トン級の貨物船で同漁港まで運び、一日二十六本ずつ計三十五日間かけ、トレーラーで同管内知内町にあるJR知内駅付近の軌道基地まで陸上輸送する。  同機構は来年度以降も、同漁港からレールを搬入する。運行用レールの敷設は来春から本格化するが、同漁港から搬入したレールは、青函トンネルを含む在来線との約八十二キロの共用区間のうち、道内側の約四十キロ区間に敷設する。  同機構は昨年九月、試験用レール二百四十本を函館港から軌道基地まで陸上輸送した。運行用レールの搬入では同基地から最も近く、輸送費も安く抑えることができる同漁港を使うことにした。村田駿・福島町長は「レール搬入を福島漁港の利用促進のきっかけにしたい」と歓迎している。 (北海道新聞 引用)

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