2007年9月23日日曜日

来年度から保険料引き上げ 障害者扶養保険、存続へ

親の死亡後、障害者に終身年金を支給する「心身障害者扶養保険」について、財源不足から存廃を検討していた厚生労働省は22日までに、来年4月から保険料(掛け金)を引き上げたうえで制度を存続する方針を固めた。月2万円の年金額は据え置く。  25日に開く有識者の検討委員会で正式決定する見通し。  この保険は、道府県(東京都は既に制度廃止)と政令指定都市が条例に基づき運営している任意加入の共済制度。保護者が生存中に保険料を支払うと、死亡した場合などに加入1口当たり月2万円の年金が障害者に支給される。加入は2口まで可能。  福祉の観点から安い保険料で年金を給付していることに加え、障害者の平均寿命の延びや運用利回りの低下で財源不足が深刻化。厚労省は廃止も検討したが、障害者の生活の安定に依然必要と判断した。(北海道新聞 引用)

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