2007年9月1日土曜日
破損の「ドンケル君」荷馬車 職人大学が復元 小樽
今年六月、車に追突され破損した、小樽ビールの配達用の荷馬車が三十日、修復作業を終えた。農耕馬の「ドンケル君」が荷馬車を引く姿は観光名物ともなっていたが、NPO法人・北海道職人義塾大学校(小樽)が全面協力し、ドイツ製の荷馬車を見事に復元した。 修復は当初、製作したドイツの業者の下で行うことも検討されていたが、輸送費用などが高くつくことから、同大学校側が、材料費の負担のみで請け負った。 市内新光五の本間木工品製作所(本間彰社長)で、仕事の合間を縫い、荷馬車の外枠や車輪付近などの修復を一カ月にわたり行った。 破損は全体におよび、そのまま再利用できたのは、前後四本の車輪と御者の座席、上に積んだ九本のビールだるのみ。「日本の馬車の構造とは異なり、足回りなど細かな部分の作業に時間がかかった」と本間社長。 荷馬車による配達は、十一月ごろまで行われているが、今季は、事故で重傷を負った御者の男性のリハビリなどの関係で休止。再開は来春になるという(北海道新聞 引用)
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